愛されたいのに愛せない…愛し方が分からないあなたに必要なこと6つ
人は愛されないと生きていけない生き物です。
だから誰かに愛されたいと強く願うことは当たり前のこと。
しかし、同じように愛せないと自分に何か欠陥があるように思ってしまいますよね。
すぐに人を好きになれる人もいれば、なかなか好きになれない人もいるように、『愛』にも多様性があるものなのです。
愛されたいのに愛せないことに悩むあなたに、必要なことをお話ししていきたいと思います。
1.「愛さなきゃ」を捨てる
あなたは相手が自分を愛してくれるように相手を愛したい、と思っていますよね。
まずは、その気持ちを捨ててしまいましょう。
義務感を捨てることで、あなたらしく愛する方法を見つけることができるはず。
人とは不思議なもので天邪鬼な一面を皆持っています。
見るなと言われたら見たいし、食べるなと言われたら食べたい。そういうもの。
自分に強要するのも同じで「愛さなきゃ」と思うのにも天邪鬼は出てきます。
だから、愛せないことで自分を責めて『愛』を義務にしないでください。
『愛』は自然と湧き出てくる感情であり、わざと出すものではありませんからね。
もし相手の男性が「自分と同じような熱量で愛してくれないと嫌だ!」という人なのであれば、そもそも相性が良くないということ。
「愛されたい」と「愛させたい」は別物。
誰かを愛することは見返りを求めることではないので、愛を強要する人はあなたには合いません。
2.自分にとっての『愛』を考える
あなたにとって『愛』とはどういうものですか?
何をすれば『愛』になるのか、どういう言動が『愛』になるのか。
あなたにとっての『愛』を考えて定義を見直してみましょう。
そうすれば、「愛せない」と思うこともなくなるはず。
あなたは愛せないけど愛されたいとは思ってきましたよね。
だから誰かが自分を愛する姿を見て「愛するとはこういうことなんだ」と学んできたと思います。
しかし、愛には多様性があり、「愛するとはこういうことだ!」という決まった定義はないのです。(もちろん暴力に走るようなものは愛ではありません)
例えば、親の愛で考えてみましょう。
子供には自分でしっかりと生きていく力を身に付けさせたい!と思うのが親ですよね。
そこで、教育熱心に勉強や習い事をさせ、自ら導いて行こう!とするのも親の愛。
逆に、子供に自分で道を選ばせ好きなように切り拓かせよう!とするのもまた親の愛です。
方法が間違っているとか教育の仕方で意見はさまざまあるでしょうが、子供を愛しているということだけは共通しています。
こんな風に、何が正しいかなんて人にもよるし後になってみないと分からないのです。
だからあなたを愛してきた人の愛し方だけが正解ではないということを理解し、あなたにとっての『愛』を考えてみましょう。
自分の中にある『愛』に向き合うことで、愛せない悩みは消えるはず。
3.同じ量の『愛』を返そうとしない
愛されたいけど愛せないことに悩んでいるのは、同じ量の愛を返そうと思っているからではないですか?
誰かの愛し方を真似する必要なんてありません。
同じ量の愛を返そうとしてしまうと、それができない自分にガッカリしてしまいますからね。
例えば、ものすごく愛情表現が激しい男性がいるとしましょう。
誰かに強く愛されたいと思っているあなたにそういう男性はピッタリですよね。
しかし、あなたは彼のようには愛せない。
なぜなら、あなたはそういう性質の人だからです。
誰もが胸の内にある愛を表に出せるわけじゃないし、愛し方もそれぞれ。
彼の愛を基準にするから自分がおかしいと感じてしまうのです。
自分らしくいることを目標とし、自分らしく愛そうと思うことが大切。
4.相手の意思を受け入れる
誰かを愛せない自分に愛されたいと思う資格なんてないと思っているかもしれませんが、あなたが「愛されたい」と思っているから誰かが愛してくれるわけではありません。
その人自身があなたを愛したいから愛しているだけ。
だから、相手の意思を受け入れて愛をくれたなら素直に受け取って良いんですよ。
愛せないからと人の愛を拒む必要はありません。
あなたが愛されたいからと誰かに「お願いだから私を愛して」と言って手に入れたわけでもなく、相手があなたの魅力に惚れたから恋をしたのです。
その気持ちをあなたに否定する権利はありません。
あなたのことを好きになった人があなたをもっと身近で愛したいと言ってきて、あなたもその人にもっと愛されたいと思ったのならそれで良いのです。
自分は愛せないからと遠ざけるのは誰にとっても良いことはありませんからね。
もし罪悪感があるのであれば「私は愛せないかもしれない」ということをあらかじめ伝えておくべき。
相手が「それでも良い」と言ってくれれば安心できるでしょう。
しかし、相手の愛にあぐらをかくようなことはしてはいけません。
愛せないとしても愛してくれることに対しての感謝は忘れずにいましょうね。
5.愛されている自分を愛する
誰かを愛せないけど、愛されたいと思っているあなたはもしかすると自分のことが好きじゃないのかもしれませんね。
愛したいとは思っていても、「こんな自分が誰かを愛するなんて…」という心理があり愛せない悩みを作っているのです。
だから、「愛されている自分を愛する」ということもあなたには必要。
自分が愛されるに値する人間だと思えるようになれば、あなたも誰かを愛せるようになるはず。
(もし「私は人に愛されて当然の人間だけど、恋愛感情がないの」というタイプなのであればここはスルーしてくださいね)
今のあなたは誰かに愛されることで自分を保っているのかもしれませんね。
だから「愛されたい」と強く思ってしまうのでしょう。
なので、まずは愛してくれる人の愛を受け取り、「愛されている自分を愛すること」を目標としてみるのです。
相手が良いと言ってくれる部分を素直に受け入れ自信を持つことができたら、少しずつ自分のことが好きになるはず。
自分に自信を持てたら自分の『愛』にも自信がつき、スムーズに愛せる日がくるかもしれませんよ。
6.『愛の要素』を作ることを目標とする
愛されたいけど愛せないという葛藤に苦しんだのは、あなたが自分の中の『愛』を見つけることができなかったからですよね。
だから、もう頑張るのをやめて方向転換しましょう。
無理して『愛』を探すのではなく、『愛の要素』を作ることを目標とするのです。
少しずつでもその要素が集まれば、いつか愛が完成するはず!
今のあなたは「愛ってなんなのよ!」「どっから出すのよ!」という状態ですよね。
だから、愛せないことに頭がいっぱいで他の大切なことを見失っていますが、愛情には色んなものが含まれます。
それは絆であったり、信頼であったり、安心感であったり…そういう様々な要素が集まって『愛』になるのです。
あなたは漠然と『愛』を考えているからどこを目指せば良いのか分からないのでしょう。
恋や愛はちょっとしたきっかけで急激に燃え上がるイメージがありますが、様々な要素が積み重なって愛になることもあります。
あなたはこっちのタイプなので、漠然と愛を探すよりその要素を作っていくことを目標とすべき。
例えば、あなたを好きだと言ってくれてあなたもその人にもっと愛されたいと思ったとしたら、付き合うことから始めます。
そして、二人の間に絆を作ることを目標とする。
相手のスペックや条件ではなく、いかに信用できる人間か、誠実さはどうか、という風にその人となりに目を向けるのです。
また、一緒にいて心地良いとか安心感がある、といった要素も見逃してはいけません。
そう感じることも愛の要素ですからね。
時間をかけて色んな要素が見つかれば、その頃には彼の存在があなたにとって必要不可欠なものになっているはず。
その気持ちをあなたにとっての『愛』と名付ければ良いのです。
おわりに
いかがでしたか?
『愛』とはとても難しいものですよね。
誰もがそれぞれの『愛』を持っているので正解なんてありませんから。
「愛されたいけど愛せない」悩みが消えないとしても、自分を責める必要はありません。
もし恋愛感情が元々なかったとしても、学ぶことはできますからね。
自分の細かな感情や自分自身にもっと向き合い、あなただけの『愛』を探してくださいね。