「推し」と「恋愛対象」は別モノ!相手に抱くキモチの違い6つ!
「推し」ってなに?つまり恋愛対象ってこと…?
最近よく聞くようになった「推し」って言葉。芸能人やアイドル、二次元だけじゃなくて、一般人に対して使ってる人もいますよね。
だからこそ、その微妙な違いがよくわからない…。
そんなあたなたは、推しの意味を知れば恋愛対象との違いがわかるでしょう!それではご紹介します。
1.推しは「遠くから見ていたい」
恋愛対象の相手だと「仲良くなりたい」「ゆくゆくは彼女になりたい」…って、自分との距離をぐっと詰めたくなりますよね。
でも、推してる人に対してそういう感情は芽生えません。
別の世界の存在なので、関係を築きたいとは思わないんです。というより、そもそも関係は築けないと常に線を意識している感じです。
だから遠くから眺めているそれだけで満足なんです。
握手会などで気まぐれにこっちの世界へ手を伸ばしてくれると、それはもちろん嬉しいんです。
でもその届くようで、ぜったいに届かない感じだからこそ良いんです。
恋愛対象だと「わたしだけを見て!」ってなるので、それだけじゃ満足できないですよね。これが違いです。
2.推しは「とにかく与えたい」
「好き」って言ったら同じように「好き」って言って欲しいですよね?恋愛対象の人には。
これってつまり【見返り】を求めてるということ。
でもそういう見返りを求めないのが推しです。なぜなら存在してるということ自体が見返りだからです。
【居る】だけであっちから与えられている気持ちになるから、グッズを買ったり、返事が来ないであろう応援メッセージを書いて送ったり…とにかく与えたくなるんです。
これはペットにたとえるとわかりやすいでしょう。
人が猫や犬をかわいがってお世話する理由は、「かわいいから」これに尽きます。
ペットは一緒に暮らしてるからといって家の手伝いをするわけじゃないし、むしろ家の中をめちゃくちゃにすることだってあります…。
でも許されるし、お世話される、よしよしかわいがられる…それは存在がかわいいから。その見た目と、鳴き声と、動きで飼い主に常に癒やしを与えてるんです。それと同じです。
3.推しは「理想の姿でいてほしい」
たとえば、推してた人が結婚してショックを受けた人を見たことってありますよね?
「それってつまり恋愛対象として見てたってことじゃん?」って思うかもしれませんが…違います。
みんなそれぞれ自分なりに推しへ夢と理想を抱いているから、それを崩してほしくないんです。
かかわり会う事がなく本音で接する機会もない。だから、応援してる側は妄想するしかなくて、自分にとって都合のいい夢と理想だけが膨らんでいくんです。
だから「誰にでも優しくて」「純粋で」「恋人を作らなくて」「結婚しなくて」…みたいな、ありえないくらい完璧で尊い存在になるんです。そして期待をしてしまうんです。
そんなこと恋愛対象の人に対して思いませんよね?…完璧な人間はいない、って接しているとわかるからこそ、そこまでの期待をかけないはずです。
4.推しは「優先順位が高い」
たとえ恋愛対象の人がいたとしても、付き合ってる人がいたとしても、基本は推す相手の方が優先順位が高いです。
なぜならそういう存在は、ちょっと目をはなしている間にいつの間にか消えてしまいそうな、確かなものじゃないから。
リアルに身近にいる人って、性格も知ってる、仕事もしてる、どんな事が好きかも知ってる…だからある程度の動きが予測できますよね。
とつぜん自分の前からいなくなる、連絡がとれなくなる、なんて事はよっぽどの事がない限りないと思います。
でも推しは突然いなくなる事があります。芸能人やアイドルだったら引退してしまったら、漫画のキャラクターだったら連載終了してしまったたらそこで終わりなんです…。
自分との関係性が薄いから、必然的に優先順位が高くなるんです。恋愛対象だと関係性ができてる安心感から、あぐらをかいてしまいがちですからね。
5.推しは「下手したら自分より大事」
自分の身を粉にして、とある存在にお金や愛情を注ぎ込んでる人って見たことありませんか?そのように「推しは人生!」なんて言い切ってる人もいます。
これは裏を返せば、自分がそんなに大事じゃないんです。
本当は自分を大事にしたい。でも自分のことを愛せなくて大事にできない。だからその代わりに別の何かを大事にしているんです。
この手の人は、もし身近な人を恋愛対象にしたら同じようにのめり込みます。でもそんな事をしたら…普通の人は重すぎて引いていきますよね?
でも推しは引かないんです。芸能人やアイドルなら「お金を落としてくれるお客様だから」、二次元なら「そもそも生きていないから」…という理由で、です。
そういう距離のある存在だからこそ、相手も「やめて」と言わない。だから何にも邪魔されないで自分より大事にし続けられるんです。
6.推しは「ずっと尊敬してる」
かわいいところ、かっこいいところ、笑顔が素敵なところ、歌がうまいところ…そんな推す相手に対して「すごい!」と尊敬する気持ちはファンならぜったい持っています。
もちろん恋愛対象の人に対して「尊敬する」「この人みたいになりたい」と感じることはあるでしょう。
でも一度恋愛関係になってしまうと、ふたりはあくまでも対等な関係になります。そしたら接していて「尊敬」という意識が常に中心に来ているなんてことはありません。
尊敬って、一歩引いて見上げてるからこそ起こる感情ですからね。
なので恋愛対象と違って、推す相手は永遠に尊敬対象です。それは自分と対等な関係になることは基本的にありえないからです。ずっと見上げる存在なんです。
おわりに
わからない人には混同されがちですが、今回ご紹介したような違いがあるんですよ。いかがでしたか?
なんだか推しって恋愛対象と違って、まるで神様のような扱いを受けてるように感じますよね。
もしあなたにそういう存在がいないのであれば、「自分と関係ない人に対してそんな夢中になるなんて、必死過ぎる。こわくない?」と感じてしまうかもしれません。その通りです。
何かに夢中になりすぎるのは、いずれ身を滅ぼしますからほどほどにしたほうがいいんですよ。推すという行為だけじゃありません。恋愛もね。